エンディングノートと目標設定

今年も、約3分の1が過ぎようとしております。

年初に今年やりたいこと、実現したいことを決めた人も多いのではないでしょうか?

年末までに達成できそうでしょうか?

今まで目標を立てたけど、途中で挫折した人も多いのではないでしょうか?

実は私もそのひとりです。目標を設定することが目的になっているのかもしれません(笑)

途中で挫折してしまう原因は、いろいろありますが、その一つとして、「心から望んでいない目標を設定している」という場合も挙げられるでしょう。

日々、仕事、家庭、付き合いなどで忙しさに追われて、自分が何に喜びを感じるか、何を価値とし、何を大切に思っているのかを見失いがちです。

そこで登場するのが、「エンディングノート」です。

エンディングノートは、自分自身と向き合い、自己理解を深めるための手段としても活用できます。

エンディングノートは、人生を記録し、整理するツールです。皆さんの過去の経験、価値観、夢、そして未来への希望を一つの場所にまとめることで、自分の人生についての新しい理解や発見があるかもしれません。

これから、エンディングノートがどのように自己理解を深め、自分が心から欲する目標を設定する一助となるのかを解説していきます。

エンディングノートは、先ほど書いたとおり、自己理解を深化させるための有力なツールです。人生のさまざまな局面や経験を整理し、自分自身の価値観、信念、夢、そして過去の教訓を客観的に見つめ直すことができるからです。以下、エンディングノートで自己理解の深化を促進させるステップをみていきましょう。

1. 過去の振り返り

  • 人生の振り返り:過去の経験や出来事を振り返り、ノートに綴る。その際、その当時の感情も併せて書きましょう。それらが自分の人生や価値観にどのように影響を与えたかを理解することができます。
  • 成長と学び:過去の成功や失敗から学び、自己成長の機会として捉えましょう。

2. 現在の自分を見つめなおす 

  • 自己評価と自己認識:自分の強みや弱み、価値観、興味、趣味などを明確にし、自己認識を深めることが可能です。
  • 心の整理:感じている感情や考えを整理し、心の健康を維持し、精神的な安定も副次的に得ることができます。

3. 未来への展望と計画

  • 未来への希望と夢:自分が将来達成したい目標や夢を明確にする。その際、上記1と2で記した内容をもとにして検討する。
  • 方向性の確立:人生の目的や方向性を再確認し、未来の行動や決断の指針とすることができます。

エンディングノートによって、過去の自分と現在の自分と向き合い、人生の意味や方向性を考えることで、心から望むやりたいことに気づき、自己成長を促進し、より充実した人生を歩む手助けとなると思います。自分の人生における大切な瞬間や教訓を記録し、自己理解を深めるためのエンディングノート作成を始めてみてはいかがでしょうか。(文責:上木拓郎)