縁ディングノート 沼ハマ中!
みなさまこんにちは!
昨年8月にご縁があって、寺門先生の養成講座を受講し、縁ディングノートプランナーの資格をとらせていただいた、プランナー新人の寺田紀代子です。
保険の代理店で仕事をしながら、FPとしての活動をしている私ですから、10年も前からエンディングノートの存在はもちろん知っていましたし、必要性も感じていました。お客様にお勧めもしていました。お勧めしながら、自分のエンディングノートはというと、穴あきだらけで、なんとも心許ないノートのまま何年も過ごしていました。
ところが、前々からお付き合いのあった寺門先生から渡された1冊の縁ディングノートが、私のツボにはまり、「縁ディングノート沼ハマ状態」になったのです。
今まで出会ったエンディングノートとは一線を画す「終活・相続の便利帳」。これはエンディングノートなのか?という、参考書のような厚さ!参考書といえるほど、情報も満載でお役立ちブックでもありました。他のノートが、人生の最後を締めくくるエンディングの雰囲気ただよう装丁なのに対し、便利帖という名の通り、非常に実務的です。
自分のページでは、今までのエンディングノートに比べ、項目が多岐に渡り、書くスペースの多いことがハマった原因のひとつでした。「保管場所」を書いておくことで、ノートを見れば探す手間が省けるようになり、かなり頭がすっきりした気分です。
書き出すことで、クレカ多すぎるなとか、出どころのわからない引落しが見つかるなど、スリム化の助けにもなりました。かかりつけの病院や常時飲んでいる薬は必須。私自身は子どもと同居していますが、しばらく別居しているような場合は、とても大切な項目です。
書いていて楽しくなってくるのは、自分史のページ。会話の中で、学生の頃こんなことがあった、子どもの頃はこんな子だったという話はしますが、改めて生まれた時から今までを振り返ることはありませんでした。このページをじっくり書くことで、忘れていた自分を思い出し、忘れていた夢を思い出し、忘れていた夫への愛情も思い出させてくれます。自分が歩いてきた道をしっかり書き留めておくことが、残された家族へのプレゼントにもなることを知りました。
特に料理のパート。お正月料理、お赤飯、彼岸団子、漬物など、目分量で作ってきた料理は、書き留めておくべきです。私の祖母が小豆から作ったあんこでこしらえたおはぎは、今となっては、どうしても再現できません。自分史の中でもページを増やして書いておきたいところです。
いつ訪れるかわからない自分の死。還暦を過ぎた今なのに、しっかり向き合ったことがありませんでした。自分で自分のことができなくなった時はどうして欲しいのか。家族に面倒見てもらうのか、施設にお世話になりたいのか、費用の準備はあるのか。延命措置についても、自分の気持ちを言葉ではなく、書き留めておくと、家族の選択の助けになることなど、いろいろ考えさせられました。
大切な人へのメッセージ。このページはまだ気恥ずかしくて書ききれていません。家族はもちろんですが、とてもお世話になった人、同じ趣味を長く続けた仲間たち、たくさんの人に支えられて今まで生きてこられたわけですから、しっかり書いておきたいと思っています。
誰かに合うと「縁ディングノート書いてるんだけど、一緒に書いてみない?」と言ってしまうこの頃。思いのほか若い人が興味を示してくれています。これからセミナーでお手伝いをしていくと、10人いれば10通り、100人いれば100通りの縁ディングノートが出来上がるのかと思うと、ワクワクしてきます。
まだまだ深く長くハマり続けたいです!
【筆者プロフィール】
寺田紀代子(てらだきよこ)
総合保険代理店・株式会社TSねっとワーク取締役
損害保険トータルプランナー/ファイナンシャルプランナー(AFP)/公的保険アドバイザー/
埼玉県出身、外資系保険会社勤務後、結婚を機に退職。青森県弘前市在住。専業主婦、子育てを経て、夫経営の総合保険代理店に従事。人生100年時代を生き抜くには保険だけではお客様の生活を守れないことに気づきFPを取得。根底にある公的保険制度を踏まえた保険設計で、民間保険のスリム化をはかり、豊かな将来に向け資産形成のお手伝いをしている。
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