旭化成不動産レジデンス様でコラボセミナー
目次
(1)縁ディングノートの“無限の力”
(2)コラボセミナーの“掛け算の力”
今回のコラムは当協会理事で『お金と終活相続と夫婦問題の専門家』FP・コンサルタントの寺門美和子が担当させて頂きます。
12月上旬に浦和にて、旭化成不動産レジデンス様主催のセミナーに登壇。今回は『セミナーコラボの魅力』についてお話をさせて頂きたいと思います。
(1)縁ディングノートの“無限の力”
カウンセラーから、人生100年時代の問題を解決したいという思いからFP資格を取得した筆者にとって、「いかにご相談者様に自分の問題に気づいていただくか」という課題は、日々のテーマーでもあります。
自分の顔にあるシミ1つでも、他人様に指摘を受けると腹が立ったり恥ずかしかったりするものですが、自分で見つけると「薄くしたい」「消したい」という願望がでてきます。
『縁ディングノート』を書くことによって、不思議と自分自身で課題や問題に気が付くことができるのです。
毎回、セミナーの主催者・コラボする方・ご参加者の年齢や性別によってお話をする内容は変更しますが、「ご参加者様に1つでも気づきをお持ち帰りいただく」ということを念頭に置き、セミナー内容を構成していきます。この設計図を描くことも、講師として喜びでもあるのです。
今回は、地主さんやマンションオーナーの方向けに「終活」「相続対策」を考えていただくためのセミナーという位置づけでした。ですから、構成は下記の組み立てにしたのです。
<構成>
導入 :デジタル終活/スマホの終活事情
本篇①:人生100年時代が抱える諸問題~縁ディングノートの魅力と力について
本編②:相続クイズ&相続対策の概要
〆 ;終の棲家の現状
自分とお客様の事例をはさみながら、オーラスに縁ディングノートを書く大切さをお伝えしました。「課題や問題がある方は、一人で考えずに専門家に相談しましょう」「今まで幸せな人生を歩まれた皆様には、天国に行かれた後も、ご家族が争わないように、豊かで安心・安全でいるためにして準備して下さい」とお願いをしました。
ご参加者の皆様は、人生の大先輩であるわけですから、偉そうな立ち位置ではなく、あくまでもご案内係という気持ちで臨みます。高齢者の方向けのセミナーでは特に、この心構えは重要だと思います。
今回は、その気持ちが通じたのか、アンケートでも高評価・個別相談も予想を上回るほど入ったそうです。
「縁ディングノートには無限の力がある」今回も更に確信を重ねました。
(2)コラボセミナーの“掛け算の力”
私の内容が「ソフト」だとすると、2部を担当された川本先生の内容は「ハード」だと思います。より具体的な内容であり、対策にメスを入れる内容でしょう。この様に、強弱や対比できる相手とコラボすることは、演出上よい効果が得られでしょう。
『縁ディングノートセミナー』1回だけで、相続対策の全てを知ることは正直難しいと思います。しかし、他の専門家の方とコラボしたり、6回の書き方セミナーを開催したりすることで、参加者の方の気づきポイントは高くなると思うのです。
一人でセミナーを開催する喜びもありますが、他の方とコラボセミナーを開催することで、セミナーの深みもでてきます。また、自分自身もセミナー構成の勉強になるかと思うのです。
筆者は今回、川本先生とコラボさせていただいて目から鱗が落ちた言葉がありました。それは「相続対策で大切なのは“家族”ですが、私の分野では“隣人がどうゆう人か”というのが一番重要なのです」という言葉です。
確かに、私のお客様でも先代から続く隣人トラブルを抱えていた方がいらっしゃいました。相続対策って一筋縄にはいかないですね。そこを知れたのはコラボの力です。
コラボ=掛け算の力
私は、そんな風に考えております。
プランナーの皆様も、これからプランナーを目指す皆様も、色々な方とセミナーコラボをして、縁ディングノートの無限の力をより一層深め、広げてください。
セミナーアフター、ランチをするのも楽しみですね!
(文責 理事 寺門美和子)