『離婚相続』縁ディングノートで心に変化
執筆者:寺門 美和子

目次

(1)別れても相続人

(2)縁ディングノートで心に変化

今回のコラムは当協会理事で『お金と終活相続と夫婦問題の専門家』FP・コンサルタントの寺門美和子が担当させて頂きます。

秋から始まった月一開催『縁ディングノート書き方講座・6回コース』も後半に突入しました。月に1回、2時間顔を合わせるだけですが、会話をしながら進める縁ディングノート書き方講座では、仲間の様な感情が芽生えてきているかと思います。

現在は、6回講座が2コース進展していますが、面会交流支援団体『りむすび』さんで開催している講座は、毎回、離婚相続の話をして、終活・相続についても考えて頂いております。 

 

(1)別れても相続人 

別居や離婚をして、高葛藤を抱えている夫婦は、別居親が面会交流(親子交流)をしたくても、連絡をとることすら困難なケースもあります。しかし、離婚してもパパとママであることは変わらず、子でもにとってはかけがえのない人。そんな夫婦(元)の間で、調整をしたり、相談をしたりするのが、面会交流支援団体(第三者機関)です。 

りむすびでは、現在サポートを受けている当事者の方もいれば、相手方の葛藤が大きく、面会交流に至れない方々が集い、勉強や交流をする方もいます。また、自分はその葛藤を卒業し円満に面会交流ができるようになった人たちは、アシスタントとして現場に立ち合ってサポートをしています。実は私も、子どもはいないのですが、社会貢献の一環として面会交流支援アシスタントをしております。  

相続の勉強をしている方は、離婚をしても子どもは相続人になることはもちろんご存じだと思いますが、離婚後、別居親が相続人になることを知らない方もいます。特に、離婚時に配偶者が、モラハラやDV、浮気や借金、ギャンブルやアルコール依存症だった人は「離婚したら、子どもに絶対に会わせたくない」とおっしゃいます。 

私は、カウンセリング時に「相続の事を考えて面会交流はして欲しい」とお伝えします。お金の為に、子どもとの関係を継続させるという考えは、素敵ではないかもしれません。真意は、親子の絆を絶やさないで欲しいというものですが、離婚時にどんなに綺麗ごとを言っても無理。だから、そういわざるを得ないのですが、皆さん納得してくださいます(笑)  

それは以前、こんな出来事がありました。りむすびさんで開催した縁ディングノートセミナーで別居親の男性が「なぜ、何年も会わせてもらえない子どもに、俺の資産をあげないといけないの?離婚時に支えてくれた、姉や姉の子(姪甥)に渡したい」とおっしゃったのです。この言葉は、今でも私の脳裏に鮮明に焼き付いています。 

何の準備もしなければ、姉や甥や姪には資産は残せません。縁ディングノートを書き、自分と向かい合って、遺言書を作成する必要があります。 

 

(2)縁ディングノートで心に変化が 

りむすびチームの中には、再婚した方もいます。初回の相続関係図の作成時に「いまどき再婚相手を書く欄がない」とおりいただきました( 

優秀な方が多いチームですが、終活相続においては、一筋縄ではいかない方々も多いので、縁ディングノート講座の際も、言葉に最大限に配慮をしております。 

特に、ご自身の過去と向き合う項目の際には、深刻にならないように笑わしたり、自虐ネタを言ったり、傷口に塩を塗らないように・・と祈り配慮しました。 

プロポーズの時のこと、結婚式の思い出、子どもが生まれた時の話。離婚経験者には厳しい項目が続きます。講師モードの時は、気にならないのですが、今このコラムを書きながら「よく書かせたな~」と我ながら驚きます(汗)

しかし皆様「案外、感傷的にならないですね」とか、「楽しかったこと思い出してよかった」「子育てしてくれたのだから、保険くらい残しても良いかなぁ」と思わぬ展開となり驚きました。 

その他にも、年金分割をしそびれていた人は、私に急がされてギリギリセーフだったり、年金を受給しながら働く際のルールを何度も確認してくださったり、私ならではの、リテラシーがつまった講座ならではの気づきも得て頂きました。 

やはり、縁ディングノートには無限の力がありますね2025年も、縁ディングノートのお仕事で新たな出会いがあるので頑張ります!プランナーさんやこれからプランナーになる方とも、離婚×終活×相続の書き方講座6回コースを共同開催出来たら嬉しいです。 

(文責 理事 寺門美和子)